老人介護について

うちの親も介護が必要でさ、この問題は他人事じゃないんだよね。

 

子供は親の介護をしないといけないのか?

法律上は介護をする義務は無くて、生活の扶養義務があるだけなんだよね。

つまり生活の金銭的な支援については、余裕のある範囲で行うといった、かなりグレーな義務しかない。

 

直接的な介護をする義務は法律上存在しなくて、これは海外と同じなんだよね。

アメリカでは扶養義務すらないけど。

 

老人介護問題。

介護者の話を聞くと、残念ながら幸せな話があまり聞こえてこないよね。

人を不幸にする話しか聞こえてこない。

 

そもそも大前提として、人は必ずいつか死ぬ。

今の介護も医療も死を遠ざける事に必死で、必ず来る死をどう迎えるかについてはあまり考えられていない気がする。

 

何処まで死を自然に任せるか?

自分も死にそうになった事はあって、手術を受けなければ死んでいたと思う。

何処からが自然な受け入れるべき死なのだろうか?

 

  • 定性的には、
    人は生きたいと望む限り、自然な死の範疇外なのか?
  • 定量的には、
    北欧では後期高齢者に積極的な医療は行わない。つまりある一定の年齢を越えたらそこから先は自然な死の範疇なのだろうか?

 

日本では前者の考えが主流のような気がするけど、人はいつか死ぬという大前提に立つと、ある一定年齢を越えたら、そこから先は自然な死の範疇というのが自然な気もする。

 

別のカテゴライズの方法もあるとは思う。

けど、これは死の選別につながる事で、おいそれと決められず、答えも出ない可能性がある。

 

答えは出ないけど、今のままでは老人介護も医療の在り方も課題がある事だけは分かる。